最近増えてきているTSAロック付きのスーツケース。「一体TSAロックとはなんだろう?」と疑問に持っている方も多いはず!今回はTSAロックについて詳しく説明していきます!さらに、TSAロックの必要性や注意点だけでなく、おすすめのTSAロック付きスーツケースやスーツケースベルトもご紹介しますので、スーツケース選びの参考にしてみてください!
1. TSAロックとは!?


ところで、TSAって何?

TSAとは2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件をきっかけに編成された組織、アメリカ運輸保安局のことだよ〜!

へ〜そうなんだ!
アメリカ運輸保安局って何しているの〜?

アメリカ運輸保安局は主に航空の安全を守り、その他にも公共交通機関の整備も行っているんだ〜!
2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件以降、アメリカ領土(グアム、ハワイ、シアパン等を含む)に到着する国際旅客の手荷物について、スクリーニング(透視)検査を行うようになりました。その際、疑わしい荷物については開封して目視チェックもあり得るため、一切施錠しないことが求められています。そこで登場したのがTSAロックです。TSAロックならば、検査員が専用のスペシャルツールでのみスーツケースを開封することができるため、預け入れ時にも施錠して渡すことができます。鍵を掛けずに預け入れする場合はTSAロック付きのスーツケースでなくても問題ないですが、安心してアメリカ旅行を楽しむため、TSAロック付きのスーツケースを使用する人も増えてきています。
2. TSAロックによる注意点とトラブル

TSAロックについて知っておくべき注意点とロックに関するトラブルの防止・解決法をご紹介します!
スーツケースを開封する際、鍵をかけていたら…
スクリーニング(透視)検査を行った際に疑わしい荷物があったら、その場に持ち主がいない場合でも開封されます。誤って鍵を締めてしまっていたら、開封するために鍵を破壊されることがあります。開封時の破損や鍵破損による荷物の紛失などは一切補償されません。TSAロックがあれば開封時に破損させられる可能性が低くなるので、おすすめです!
※100%壊されないという保証はないので、注意してください!
緊急事態に備え、スーツケースベルトは持っていったほうが安心でしょう!
また、TSAロックが必要な地域はアメリカ本土だけでなく、アメリカ領土全てということも覚えておいたほうが良いでしょう!
TSAロックが必要な地域は…
・アメリカ本土全て
・ハワイ
・アラスカ
・グアム
・サイパンなど
暗証番号忘れや鍵を紛失したら…
TSAロック付きのスーツケースには暗証番号でロックするもの(ダイヤル式)と鍵で開けしめするもの(キーロック式)があります。どちらのタイプでもトラブルが起きないよう事前に対策しておくことが大切です。もうトラブルが起こってしまっても、焦らずに落ち着いて対応しましょう!
・ダイヤル式

ダイヤルの暗証番号がわからなくなってしまったというトラブルが最も多いです!設定した暗証番号はどこかにメモしておくか写真を撮って保管しておくと安心です!予防をしていても稀に意図せず暗証番号が変わってしまうことがあります。空港ではスーツケースを雑に扱われることはよくあり、投げられたり、他のスーツケースとぶつかったりすることで勝手に暗証番号が変わり、解錠できなくなる場合があります。そんなとき、残念ながら000〜999までの数字を試すことが一番早いかと思います。。。3桁のダイヤルキーだと30分ほどで終わるので、地道に試していくのが有効です!
・キーロック式

鍵を失くしてしまったというトラブルが多いです!鍵は予め2つ付いていることがあります。例えば、「1つ目の鍵は自分で持っておく。2つ目の鍵は家族に持っておいてもらう。」など、同じところに2つしまわないようにすると良いでしょう。さらに不安な方はスペアキーを作り、3つ目を自宅に置いておくと開けられなくなることはないでしょう。しかし、旅先でスーツケースが開かなくなったら、その場で開けたい場合が多いので、有効かどうかは人によるかもしれません。
鍵を紛失してしまったときの対処法は下の5つの方法があります。
・自力で解錠する
・無理やり開けて代用品を使う
・スペアキーを取り寄せる
・リペアサービスを利用する
・鍵専門業者に依頼する
・自力で解錠する
ボールペンなどの先が細いもので開ける方法は簡単に解錠することはできず、鍵を破損する恐れがあるのでおすすめしません。
・無理やり開けて代用品を使う
無理やり解錠し、スーツケースベルトなどで代用する方法はあまりおすすめしません。なぜなら、必ず鍵を壊すことになるからです。ファスナータイプに比べ、フレームタイプの解錠は難易度が高く、確実に解錠できるかもわからないので、本当に最終手段として行うほうが良いと思います!
・スペアキーを取り寄せる
解錠するまで時間に余裕がある場合はスペアキーを取り寄せる方法が有効です。スーツケース本体や保証書などに記載されている番号があれば、スペアキーを安価に購入することができます。さらに、一部のメーカーでは無料で送ってくれるところもあるので、一度問い合わせしてみると良いでしょう。
※スペアキーを作成できない場合もあるので、購入前は確認しておきましょう!
・リペアサービスを利用する
空港内にあるリペアサービスは日々スーツケースの解錠を行っているので、解錠できる可能性が高くなります。しかし、時期や時間帯によっては混雑している可能性がありますので、時間に余裕をもってリペアサービスを利用することをおすすめします!
・鍵専門業者に依頼する
専門の鍵業者に依頼すればスペアキーを作成してくれますが、値段は10,000円を超えることもあるほど高額な費用が必要になります。その反面、すぐに対応してくれることが多いので値段は高くなってもいいから早く解錠したい方にはおすすめです。
3. TSAロックって本当に必要?

今まで説明してきたようにアメリカ領土へ行く場合、さらにスーツケースを施錠したい場合は必ず必要になるかと思います。反対にアメリカ領土に行かない方は必要ありません。
また、TSAロックの有無に関わらず、解錠したままでの預け入れを推奨している航空会社が一部あるそうです。その際は、スーツケースは解錠し、勝手に収納物が出ないようスーツケースベルトを使用するのが良いでしょう。
「施錠したいけどお家にTSAロック付きのスーツケースがない」という方は、収納物が飛び出す心配もない【TSAロック付きベルト】で代用すれば問題ないかと思います!さらに、防犯を重視する方はTSAロック付きスーツケースとTSAロック付きベルトを二重で使用すると良いでしょう!
〈TSAロックが必要な人〉
・アメリカ入国時、施錠したい
・スーツケースベルトと二重で防犯したい
〈TSAロックが不要な人〉
・アメリカへ行かない
・預け入れする際に施錠しなくてもいい
・スーツケースベルトを使用する
4. おすすめTSAロック付きスーツケース&スーツケースベルト
ここからはおすすめのTSAロック付きスーツケースとスーツケースベルトをご紹介していきます!特徴を簡単に紹介していますので、自分に合ったスーツケースやスーツケースベルトを探してみてください!
TSAロック付きスーツケース
フルアルミボディスーツケース absc1800
強度とかっこよさを兼ね備えたフルアルミボディのスーツケース!お値段が高い印象がある方も多いかもしれませんが、案外お安く買えちゃうのでおすすめです!また、Sサイズもあるので、用途に合わせて使えそうです!
TSAロック付きベルト
TSAロック付きスーツケースベルト ユニークメッセージ
TSAロックだけではなく、その他の機能も重視して選ぶとより自分に合ったスーツケースを選ぶことができますよ!それでは、最高の旅をサポートしてくれる相棒を見つけて、素晴らしい旅を。